がんばれ!
究極、正しい事だと思ったなら社会から犯罪者扱いになってもやり切れ。
ただし、本当に相手が嫌がっているんだなと感じたら素直に謝って身を引けよ。
というより彼女の大学は僕の家の超近所だった
大学の前で30分ほど待ったが暑かったので家に戻って窓から帰り道の学生を眺めることにした
ブス大学生は大量に通ったが、僕が探している彼女は通らなかった
でも、運命的な出会いも信じたい気分でその日は夜までずっと窓からみてた
ちなみに一週間前の話ね
能動的にならなきゃ。
でも名前は知ってるし学部も知ってるしサークルも知ってるし、長所も短所も知っている
探し当てようと思えば余裕だ
でも運命にかけてみたい気がしていた
かなり自分もロマンチックになっていた
まだ話が続くのを期待してる
廃止すべき
そして訪れたのだ、運命の日
運命は案外簡単だった
だって彼女は近くのコンビニでアルバイトをしていたのだ
確かに面接時にアルバイトはコンビニ店員だと言っていた
しかしこんなに近くのコンビニだとは思わなかった
しかし、彼女の大学に近いコンビニだから不思議でもなかった
何故おもいつかなかったのだ自分
でも彼女は面接時にみた彼女とは少し違った
金髪だった
違う
僕は近くに住んでるし
金髪も金髪でど金髪だった
彼女は僕に気づいてないようで普通に接客をしていた
僕はピノを持って彼女のレジに並んだ
女の子『いらっしゃいませー』
僕『ぁーぃ』
女の子『~円になりますー』
僕『ぁーぃ』
女の子『ちょうどお預かりします』
僕『ぁーぃ』
彼女はわりと雑な接客だったので全然僕に気づいてなかった
後ろに人が並んでいたので一旦コンビニ出てもう一回入って今度はからあげ棒を頼んだ
僕『からあげ棒ひとつ』
女の子『はい、~円です』
僕『気づいてない?』
女の子『なにがですか』
僕『ほら、面接で』
女の子『面接?』
僕『あれ?』
後ろに人が並んできたのでそのままコンビニを出た
彼女は僕のこと忘れてる?
忘れたふりしてる?
どっちだ?
でも知らないと言われた以上、下手なこというと怪しいやつだと思われる
どうする、自分
とりあえず家に帰った
明らかにあの時の女の子だ
確かに髪は金髪だけど、名札の名前も合ってたし、顔だって同じ
しかも大学の近く、そしてコンビニ店員
ここまで揃ってるのだから絶対に本人だ
わざと無視してるのか?
それとも本当に僕を忘れてしまったのだろうか
でも仮に違っていた場合、しつこく聞くと明らかに僕は怪しい者扱いされてしまうだろう
僕は冷静なタイプなのだ
一文字で自分を表すと本当は『冷』だろう
今は、『愛』だけど。
大学に入ってサークル室いって確かめるのが手っ取り早い
でもそれをやったらただのストーカーだ
運命的でもロマンチックでもない
僕は髪を金髪にした
といっても就活中だったのでスプレーで金髪にした
女の子『いらっしゃいませー』
僕『なんで金髪なんですか』
女の子『は?』
僕『前は黒かったですよね』
女の子『』
僕、ミンティアを差し出す
女の子『~円です』
ダメだ、気づかない
落胆しながらコンビニを出た
その時だ
女の子『この人や!この人やで!!!!』
と女の子がドアのところから叫んだ
同時に俺はガッと腕をつかまれた
そこには兄貴がいた
僕『え?にいちゃん?』
兄貴『え?!?!』
女の子『この人やで、たつ君!!!!わたしについてくるねん!!!!』
兄貴『え、いや』
僕『』
兄貴『俺の彼女につきまとってるの、ってお前』
僕『』
兄貴『』
僕『』
女の子『こいつやで!!!!こいつやでー!!!!』
僕『すみません、おとうとです』
女の子『はっ!?』
僕『ぼくたち兄弟です』
兄貴『』
女の子『なにがやねん….』
兄貴『わからん』
おっさん『レジー』
女の子『はーい』
彼女はレジに戻って行ったので
僕と兄貴は一緒に帰った
僕と兄貴は仲の良い兄弟だ
兄貴『お前なにやってんの』
僕『』
兄貴『面接のときつきまとわれたって彼女が言ってたけど』
僕『告白ね』
兄貴『クレイジーだな』
僕『純愛』
続きはよ
兄貴『純愛かよ』
僕『一目惚れした。最高に可愛かった』
兄貴『まあ俺の彼女だからな』
僕『流石にいちゃん!!!!』
兄貴『凄い偶然だな』
僕『うん』
兄貴『なんで金髪にしてるの』
僕『わからん』
兄貴『お前馬鹿だなー』
僕のやることはなんでも笑ってくれるいい兄貴だ
優しいのだ、とても
僕『自分を一文字で表すと愛』
兄貴『それ、超きもかったわーって言ってたよ』
僕『まじか』
兄貴『俺もきもいと思ったよ』
僕『でもにいちゃんの彼女、一文字で表すとイチって言ってたよ。一生懸命のイチ』
兄貴『やべーな』
兄貴は本当に僕の憧れだ
懐が広いのだ
僕のやることを怒ったことがない
兄貴の話によれば、彼女は僕のことをストーカーだと言っていてバイト先まできたから兄貴に追い払ってほしかったみたいなのだ
ちなみに彼女は面接のときは黒いウイッグをかぶっていて普段は金髪らしい
次の日、僕はひとりで女の子に謝りにいった
僕『ごめんなさい』
女の子『たつ君から聞いたでー。ほんま信じられへんわ兄弟なんで、ありえへんな』
僕『兄貴とは仲良くしてやってください、これからも』
女の子『しかたあらへんな~』
終
おもしろかったよ
ぁーぃ
が優勝だろwwwwww
女の子かわいいし
結果はどうだったんだ?
面白かった
「変」だろw
ある意味運命でロマンチックじゃないか()
懐かしい名作だ
良かったね、ハッピーエンドで・・・。途中凄い不安だったけど。
しつこかったのは不味かったなぁ()