最初母がやんわり追い返していたんだけど、三日に一度はうちに来て、母にしつこく入信を勧めてたんだ。
母はあまり気が強いタイプじゃなかったから、なんとなく話を聞いて、ごめんなさいまた今度…という感じで帰ってもらってた。
引用元:https://hayabusa3.5ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1332662336/
すると勧誘のおばさんは「そんな強く言ってもだめ、あなたたちがこちらにくるのは運命なんだから」と言って帰っていった。
父は念の為、と警察に相談し、その日から近所の駐在のおまわりさんが巡回してくれることになった。
そして一週間後に母は失踪。
「ほらね。言ったとおりでしょ!あなた達が信心してくれればお母さんは帰ってくるのよ」
その時自宅には俺と姉と弟しか居なかったから怖かった。
おばさんは「今度はお父さんが居る時に来るから」と言って帰っていった。
父はすぐ帰る、と言って電話を切った。
俺は泣いてる弟をなだめながら(お母さん早く返ってきてほしいな)と思った。しかし結局母は帰って来なかった。
姉は学校の先生に連絡をして、今こういう状態なのでしばらく学校を休ませて欲しいと伝え、それからは駐在のおまわりさん、それから先生が
度々自宅に来てくれるようになった。
俺は中学生だったので、部活もやっていたのだが、状況が状況なのでホームルームが終わったらすぐ帰ることにしてた。先生も心配してくれてた。
そしてしばらく俺、弟、姉だけの生活が続いた。時々姉の担任の先生も一緒に食事をしてくれてた。
心強かった。
面白かったわ、また頼む
依然母親の足取りはつかめなかった。失踪届もけっこう前に出していたが、進展はなかった。
警察のひともちょくちょくやってきて状況を聞かれたけど、母からの連絡もなかったのでいよいよ手詰まりだった。
俺達は、考えたくも無かったが、チラホラと母はも帰ってこないだろうな、と思ってた。
弟、姉、父が来てくれて、久しぶりに楽しかった。
家族でレッドロブスターなるファミレスでちょっと豪華なご飯を食べ、帰宅。
玄関の鍵が開けられていた。そして玄関から仏間に向かって足跡がたくさん残されていた。
泥棒!と父が叫んだ。しかし結果的に泥棒じゃなかった。
仏間の仏壇が閉じられていて、青いガムテープで封鎖されていた。
姉がヒイイイイイイイ!と叫んでガクガク震えていた。弟もギャンギャン泣いた。
とても異様だった。父も呆然としていた。
俺達はまだ屋内に誰か居るんじゃないか、ということで一箇所に固まり、父は警察に電話した(携帯が無い時代です)
近所のおまわりさんがまず来て、その後警官が何人か来た。
父が実況見分?に立会い、俺達は貧血でふらふらの姉を自室に運び、そのまま三人でぼろぼろ泣いた。
結局なにも取られなかった。空き巣の犯行ということになったが、例の勧誘おばさんのことは警察も知っているので、
近所の聞き取りなど熱心にやってくれた。
そして俺の運動会の日、自宅前に黒いハイエースがしばらく止まっていたらしい、ということがわかった。
その一ヶ月後、自宅から遠く離れた県外で、母が死んでいるのが見つかった。
ごめんちょっと休ませてください。しんどい。
もうちょっとしたらまた書きます。ごめん。
ごめんなさい 話自体は100レス以内に終わります。
この後もハッピーな話など無い。
母が死んでたのは群馬の山中。首吊りだった。しかし手を後ろで縛られていた。なぜかゆるく縛られていて、はずそうと思ったら外せるゆるさだったらしい。
俺はその辺のことをあまり覚えていない。あとから父に聞いた。
警察は自殺ではなく他殺とみて捜査を始めた。しかし手がかりになるものは何一つなかった。
母が失踪してたしか1年近く、どこにいたのか、どのように生活していたのかはまるで謎だった。
姉が買い物の帰りの最中に強姦された。ぼっこぼこにぶん殴られて、レイプされている最中に通行人に助けてもらった。
犯人は知恵遅れの男性。この男の親が目を離している最中に姉に襲いかかった。
人の目のある場所からトイレに引きずり込み、なぜ誰も止められなかったの、俺は未だにその辺を歩いていた一般人を恨む気持ちはある。
仕方のない事とわかっているけど、どうしても許せない。
俺が学校から帰ったら自室で睡眠薬を大量に飲んで黄色いアブクを吐いていた。
俺はその光景が未だに忘れられない。
姉は即入院し、それから再度自殺した。
姉の葬儀が終わってから父は会社をやめた。会社は父に結構な額の退職金を支払ってくれた。
父は日中ボーゼンとしていた。俺や弟が半仕掛けてもうん…うん…しか言わなかった。
近所のおばさんたちもすごく協力してくれて、夕ごはんをくれたりした。
あるとき俺が学校から帰ると、父が仏壇の前で突っ伏していた。酒を飲んでいるようだった。
俺はすごく悲しくなってしまって、父の背中にしがみついて泣いた。おんおん泣いた。
俺はあまり泣いたりするような子どもではなかったので、すこし父が驚いていた。
そしてごめんなあ、ごめんなあ、といって一緒に泣いた。
警察からの捜査の進展に関する話しなどもなかった。
父は自分の前職での技能を生かし、在宅で仕事を始めた。仕事は前の会社がたくさんくれた。
家の家事は全部自分がやった。弟には勉強をして欲しかった。部活をして欲しかった。そのへんの中学生と同じような生活をして欲しかった。
しかしそうはいかなかった。
弟は学校帰りに車に轢かれて死んだ。車と壁に挟まれて死んだ。
運転手は若い男で、最初は脇見運転だったと供述していたが、後に大金をつまれて頼まれた、と自白した。
>>43
て、事はやっぱり宗教なのか…。
群馬の山中から思ってたんだけど…
オウムですか?
母が失踪した時点で探偵に頼めば一発じゃね?
金かなりかかるけど
宗教BBAからたどればすぐ見つかると思うけどな
終わったらみんなのレス返してってくれ。
気になってしゃあないことだらけや
てか、1.は生きてるよな…?
書き終わりから順に返していくね
漏れてたら言ってくれ。
>>44 オウムではないと思う。なんで群馬かも今となってはわからないです
>>46 探偵って警察とどっちがアテになるんだろうな。父はその辺は考えてなかったとおもう。
>>54 うん、ストーリーとしては破綻してるよな。俺も意味がわからないまま生きてきてしまった。
>>69 しっかり生きてます。ありがとうね。
>>80 報道されたのかされてないのかはわからない。取材には来てないと思う。
ちゃんと落ちまで転載しろよ。
これの話はオチが一番重要なのに
あれ?これ最後火災がないソース突き付けられて
スレ主が突き付けた奴に呪い掛けただので
終わってゾっとした記憶あるんやがこれにはないな
嘘だと思いたいから書くが、
糖質おばさん1人にに証拠を残さない犯行は無理だし、
後ろに本当の宗教組織が居たとしても、こんなリスクばかり膨大で何の得にもならない重大犯罪、厳し過ぎる